Raspberry Pi3で自動ノート取り装置を作った
はじめに
数理情報工学実験第二という演習で、Raspberry Piをつかって何かを作ることになりました。そこでAMATERASUという自動ノート取り装置を作ったので紹介します。
そもそもRaspberry Piって?
Raspberry Pi3 Model B ボード&ケースセット (Element14版, Clear)-Physical Computing Lab
- 出版社/メーカー: TechShare
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (3件) を見る
これです。安くて小型で色んなセンサーをつけて遊べるコンピュータです。今回はカメラモジュールを使いました。
自動ノート取り装置とは
自動ノート取りの目標は、講義を撮影した動画*1を処理することで、ノートの代わりとして使える画像を出力することです。具体的には次のgifのような画像を次々出力していくのを目標にしています。黒くなっている部分が何かについては後ほど説明しますが、そこには情報がないということを表しています。
動画を入力して処理することもできますが、オンラインで処理することを想定しています。
出力される画像は次のような条件を満たすようにします。
- 情報の漏れがないです。教員が黒板に書いたことは、全てどこかのタイミングで出力される画像に写っています。
- 無駄な情報を省きます。つまり、同じ板書が複数回出力されないようにします。
- 教員が写りこまないようにします。
*1:正確には連続撮影された画像